受験生必見!2027年度埼玉県公立高校の入試情報
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2027年度(令和9年度)から、埼玉県の公立高校入試は今まで以上に幅広い視点で受験生を評価する仕組みに変わります。
学力検査だけでなく、面接や自己評価資料なども取り入れられ、学校生活での取り組みや人柄、意欲も大切な評価ポイントとなります。
さらに、共通選抜と特色選抜という2つの方式があり、学校ごとに配点や評価基準が異なる点も特徴です。
本記事では、新制度の具体的な内容や対策のポイントを詳しく解説します。
2027年度からスタート!埼玉県公立高校入試はこう変わる
2027年度(令和9年度)から、埼玉県公立高校入試の内容や評価方法が大きく変わります。
学力に加えて、面接や自己評価資料など、多方面からの評価が取り入れられます。
変化のキーワードは「多面的な評価」
2027年度(令和9年度)入試から、埼玉県公立高校は「学力検査」だけでなく、面接や調査書、自己評価資料など、さまざまな角度から受検生を評価します。
新制度の導入により、学力以外の力や人柄、意欲も選抜で重視されるようになります。
■主な評価項目
• 学力検査:全員が受験
• 面接:全校で実施(個人面接または集団面接)
• 自己評価資料:自分の経験や得意なこと、将来の目標をまとめる
• 特色検査:学校や学科ごとに実施(作文、小論文、実技など)
今までの「点数重視」型から、人物面や適性も含めた総合評価型に近づくのが大きなポイントです。
いつから始まる?対象になる学年は?
新制度の適用は2027年度(令和9年度)入試からです。
対象は2024年度(令和6年度)に中学1年生になった学年で、当該学年が中学3年生になるときに新制度が適用されます。
■入試スケジュール(令和9年度)
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 1月26日~2月9日 | 出願(インターネット) |
| 2月12日・15日・16日 | 出願書類の提出(12日は郵送) |
| 2月17日・18日 | 志願先変更期間 |
| 2月25日 | 学力検査 |
| 2月26日 | 面接(全校) |
| 3月1日 | 特色検査(または2月26日に実施する場合あり) |
| 3月2日 | 追検査(病気などで受験できなかった場合) |
| 3月5日 | 入学許可候補者の発表 |
全員が提出する「自己評価資料」と面接について
2027年度(令和9年度)からの埼玉県公立高校入試では、全員が「自己評価資料」を提出し、全ての学校で面接が実施されます。
学力だけでなく、意欲や人柄も評価対象になることがポイントです。
自己評価資料で書くこと・伝えること
自己評価資料は、自分の今までの取り組みや高校での目標をまとめたものです。
例えば、以下の内容を書きます。
学校生活で頑張ったこと(部活動、委員会活動など)
地域活動やボランティアへの参加
資格や検定の取得
高校で挑戦したいことや将来の夢
自分の強みやアピールポイント
自己評価資料は県が用意した共通様式を使って作成します。志望校によっては、独自の質問項目がある場合もあります。
自己評価資料は点数化されませんが、面接での質問や評価の際に参考になります。
面接で見られるポイントと評価基準
面接は、自己評価資料の内容に基づいて行われます。個人面接か集団面接かは学校によって異なります。
■主な評価観点
• 主体的に学び、仲間と協力できる力
• 自分の人生や社会の未来を切り開く力
• 自分の良さや可能性を理解しているか
• 他者を尊重しながら行動できるか
学校によっては、上記に加えて独自の評価項目を設定している場合もあります。
面接は合否にどのくらい影響する?
共通選抜での面接の配点は基本30点満点ですが、学校によっては60点満点に設定されることもあります。特色選抜では各校が独自に配点を決めます。
■面接が合否に影響するケース
面接の評価が高い → 学力検査や調査書の不足を補える可能性あり
面接で意欲や姿勢が不足している → 学力が高くても総合点に影響することも
共通選抜と特色選抜について
埼玉県の公立高校入試には「共通選抜」と「特色選抜」の2つの方法があります。
学力検査に加えて、学校ごとの方針や特色に合わせた評価も取り入れられます。
共通選抜の内容と配点のポイント
共通選抜では、次の3つの資料をもとに合否が決まります。
学力検査:国語・社会・数学・理科・英語の5教科(各100点、合計500点)
調査書:9教科5段階の評定をもとに換算(200・300・400点満点から学校が選択)
※各学年の比率は「1:1:1」「1:1:2」「1:1:3」のいずれか
面接:30点満点(または60点満点)
学力検査だけでなく、中学校での取り組みや面接での印象も加わるため、日々の学習態度や活動も大切です。
特色選抜の内容と配点のポイント
特色選抜では、共通選抜と同じく「学力検査・調査書・面接」を基本に、必要に応じて「特色検査」も行います。
特色検査の例
→実技試験(音楽・美術・体育など)、作文や小論文
傾斜配点:特定教科を重視し、配点を高く設定できる
調査書・面接:満点や比率は高校ごとに設定
学校や学科の方針が色濃く反映される選抜なので、志望校の配点や検査内容を事前に確認しておくことが重要です。
高校ごとの選抜基準は、いつ公表される?
各高校の選抜基準(選抜実施内容)は、令和7年12月に埼玉県教育委員会のホームページで公開されます。
■公表される内容について
学科やコースごとの目指す学校像・受け入れ方針
学力検査の傾斜配点
調査書の比率や満点
面接や特色検査の有無・配点
高校ごとの選抜基準は誰でも確認できるため、受験対策や出願準備に向けて早めに目を通しておくと安心です。
新制度の入試に向けて、今から取り組める対策

2027年度(令和9年度)から始まる埼玉県公立高校入試に向けては、学力はもちろん、内申点や自己表現力も意識して準備していくことが大切です。
内申点を着実にアップさせる
埼玉県の公立高校入試では、国語・数学・社会・理科・英語の5教科(各100点満点、計500点)の学力検査に、得点化された内申点と面接の得点を加えた合計で合否が決まります。
内申点は9教科の評定(5段階)から計算され、特に3年生の成績が大きく影響する高校もあります。
授業中の発言やノートの取り方、提出物の期限厳守、定期テストでの安定した成績がポイントです。
例えば、テスト前には1〜2週間前から復習計画を立て、間違えた問題を必ず解き直す習慣をつけると効果的です。
学力検査に備えて、基礎学力を伸ばす
学力検査は5教科で行われ、英語にはリスニング問題も含まれます。
一部の高校では、数学や英語で難易度の高い「学校選択問題」が出題されることもあります。
基礎固めには、教科書の例題・練習問題を確実に理解することが第一歩です。特に英単語や漢字、理科・社会の用語は毎日少しずつ暗記を進めましょう。
そのうえで過去問を使い、制限時間内に解く練習を行うと、本番での時間配分の感覚も身につきます。
「自分らしさ」を言葉で表す力をつける
2027年度からは全員が「自己評価資料」を提出します。
自己評価資料には、部活動や学校行事、地域活動、資格取得などの経験、高校で挑戦したいこと、将来の目標、自己PRを具体的に書きます。
面接では、自己評価資料の内容について質問されるため、自分の経験を短く分かりやすく話せるように準備が必要です。
例えば、日常の出来事や部活動での経験をメモに残し、それを家族や友人に話してみることで、自然に言葉にする練習になります。
まとめ
2027年度(令和9年度)から始まる埼玉県公立高校入試は、学力検査に加えて面接や自己評価資料など、多方面から受験生を捉える評価方法が導入されます。
共通選抜と特色選抜の2つの方式があり、学校ごとに配点や評価基準も異なります。
今まで以上に、授業への取り組み方や学校生活での姿勢、将来への思いが大切になります。
新しい入試制度に向けて、自分らしさを活かしながら学力を伸ばしていきましょう。

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