国際学院高校の偏差値と確約制度を徹底解説！

国際学院高校は、幅広い学びと国際的な視点を大切にしている埼玉県初のユネスコスクールです。コースごとに異なる偏差値はおよそ44～56の範囲で、生徒の目指す進路に合わせた選択が可能です。

また、確約制度を活用すれば、早めに進学先を決めることができ、安心して受験に臨める点が魅力です。

本記事では、国際学院高校の偏差値や確約制度の詳細をわかりやすく解説し、受験を検討されている方々に役立つ情報をお届けします。

国際学院高等学校の基本情報

国際学院高等学校は、埼玉県で初めてユネスコスクールに認定された高校で、国際交流や異文化理解を大切にした教育が特徴です。

学校では「誠実・研鑽・慈愛・信頼・和睦」という5つの大切な言葉を教育の柱とし、生徒一人ひとりの個性を伸ばしながら、豊かな人間性を育てることを目指しています。

調理師を目指せる食物調理科があり、専門性を深める環境も整っています。また国際交流として、カナダやアメリカでの語学研修やホームステイを通じて、異文化に触れる貴重な経験ができます。

文武両道を重視し、スポーツや勉強にしっかり取り組む生徒が多く、国際大会や全国大会での優勝実績もある学校です。

コース紹介

国際学院高校では、5つのコースが提供されており、生徒の希望や学習進度に合わせて学びを深めることができます。

・アドバンスコース
アドバンスコースは、国公立大学や最難関私立大学を目指す生徒にぴったりのコースです。少人数制で丁寧なサポートが受けられ、幅広い科目を選ぶことができます。特別奨学金制度もあり、学費全額免除の可能性もあるのも魅力です。

・セレクトコース
セレクトコースは、部活動をしながらも難関大学を目指す生徒向けのコースです。授業は効率よく進められ、部活と勉強の両立がしやすい環境です。また、進級時には希望に応じてアドバンスコースへの変更も可能です。

・選抜進学コース
選抜進学コースは、中堅私立大学への現役合格を目指すコースです。文系・理系の選択肢が広がっており、個々の進路に応じた学習が可能です。海外研修など、学びの場が豊富にあり、生徒一人ひとりの成長をしっかりサポートします。

・進学コース
進学コースは、基礎学力をしっかり固めながら中堅私立大学への合格を目指すコースです。2年次以降はビジネスやITなど、専門分野の選択も可能で、幅広い進路に対応しています。放課後講習やWeb学習なども活用し、着実に学力を伸ばします。

・食物調理コース
食物調理コースは、調理師免許の取得を目指す生徒に向けたコースです。3年間で専門知識や技術をしっかり身につけながら、国家資格である調理師免許を取得できます。卒業後には国際学院埼玉短期大学への優先入学制度もあり、進学の道も開かれています。

部活動

国際学院高等学校では、勉強と部活動をバランスよく両立させることを大切にしています。

陸上競技部は「インターハイ13年連続出場」「関東大会14年連続出場」という優れた実績を誇り、最近では女子三段跳びでインターハイ優勝、さらに国体での優勝など素晴らしい成果をあげています。

サッカー部も全国大会出場を目指しており、埼玉県予選でベスト16に入るなど、地元でも強豪校として知られています。選手たちは、技術向上だけでなく、チームメイトとの絆や監督との信頼関係を大切にしながら日々の練習に励んでいます。

文化部も活発で、吹奏楽部は地域のコンクールで銀賞や銅賞を受賞するなど、安定した実力を持っています。また、軽音楽部は「エドガワガールズアワード」でグランプリを獲得するなど、校外でも活躍の場が広がっています。

どの部活動でも、専門の指導者がしっかりサポートしながら、生徒たちが自分の可能性を伸ばせるような環境が整っています。

（参考）
■運動部
陸上競技部／サッカー部／射撃部／硬式野球部／女子バスケットボール部／女子バレーボール部／男子バレーボール部／ソフトテニス部／硬式テニス部／バドミントン部／卓球部／男子バスケットボール部／応援団チアリーディング同好会

■文化部
吹奏楽部／美術部／簿記・パソコン部／ユネスコ部／JRC部／書道部／軽音楽部／eスポーツ部／英語同好会／調理研究動向会／科学同好会／文芸同好会／かるた同好会／歴史研究同好会／数学研究会

学生生活

国際学院高等学校では、授業だけでなく、行事や部活動も充実しています。4月の新入生歓迎会や5月の校外研修は、新しい友達を作る良い機会です。

特に9月の文化祭「五峯祭」では、生徒たちが企画から運営まで行い、クラスや部活ごとに発表や展示を行うため、学校全体がとても活気づきます。

また広々とした緑豊かなキャンパスや、モダンな校舎が学びの場をさらに魅力的にしています。制服も「知的で爽やか」をコンセプトにデザインされており、男女ともにシンプルでありながら上品なスタイルが特徴です。女子はスカートとスラックスを選べ、リボンやネクタイも自由に組み合わせられるため、自分らしいスタイルを楽しむことができます。

お昼休みには、学食で人気の「ふわとろオムライス」や「ねぎだくとんかつ」などの美味しいメニューが用意されており、友達との楽しいひとときとなります。放課後には、部活動で活躍する生徒が多く、学業とのバランスを取りながら、自分の目標に向かって頑張っています。

進学実績

国際学院高校では毎年7割程度の生徒が大学に進学します。進学実績は以下の通りです。（※2023年度）

筑波大学	1名	新潟大学	1名
埼玉県立大学	1名	埼玉医科大学（医・医）	1名
早稲田大学	1名	慶應義塾大学	1名
明治大学	5名	青山学院大学	5名
立教大学	3名	中央大学	9名
法政大学	8名	学習院大学	8名
成蹊大学	1名	明治学院大学	1名
獨協大学	9名	國學院大學	3名
武蔵大学	4名	日本大学	28名
東洋大学	37名	駒沢大学	5名
専修大学	2名

海外大学への進学実績もあることから、国際的なキャリアを見据えることもできます。

The University of Utah (US)	1名	University of the Sunshine Coast (AUS)	1名
Santa Monica College (US)	1名	Hesston College (US)	1名

国際学院高校の偏差値・倍率【2024年度版】

国際学院高校の偏差値は、44~56程度です。コースごとの偏差値は以下の通りです。

総合学科アドバンスコース（56）/ 総合学科セレクトコース（53）/ 総合学科選抜進学コース（47）/ 総合学科進学コース（44）/ 総合学科食物調理コース（44）

国際学院高校の倍率 （令和5年度）は、推薦（単願）は1.00倍から1.07倍です。推薦（併願①）は1.00倍から1.09倍です。推薦であれば合格を掴み取ることは決して難しくないといえます。

偏差値確約制度について

偏差値確約制度とは、埼玉県の私立高校が事前に合格を約束する制度です。

受験生は個別相談会で北辰テストの成績や通知表を提出し、一定の基準を満たすと、試験で一定の点数を取れば合格が保証されます。これにより、公立高校を受験する際の滑り止めとして安心して受験ができます。

ただし、試験の点数が基準を大きく下回ったり、面接態度に問題があると不合格になる場合もあります。

国際学院高等学校の確約の基準

国際学院高校では、確約制度を活用することで、安心して受験に臨むことができます。

・偏差値の目安
国際学院高校で確約をもらうためには、模試での偏差値が50〜55程度を目指すのが一般的です。コースによっては、この範囲より少し高めや低めになることもありますが、基本的にはこのくらいの偏差値があると安心です。

・内申点の目安
確約をもらうためには、9教科の成績の合計（内申点）が30〜35点くらいあるとよいと言われています。特に、中学2年生や3年生の成績が重視されるので、普段の授業やテストでしっかり点数を取ることが大切です。

・学校説明会や個別面談について
確約を得るためには、学校説明会や個別面談に参加することも大事なポイントです。これらの場で、学校の先生に成績や偏差値を伝え、具体的な基準を確認することができます。また、学校側にしっかりとアピールできる場でもあるので、参加しておくと安心です。

※上記はあくまで基準の例となり、年度によって評価が異なる可能性がございます。

個別相談会でのポイント

個別相談会に参加する際には、必要な書類を事前に準備することが重要です。北辰テストの成績表は複数回の結果を用意し、成績が良いものを提出することをおすすめします。また、通知表の評価も持参し、学校の基準を満たしているか確認することが必要です。

確約制度を利用することで、公立高校の受験結果に左右されず、私立高校の進学が保証されるため、受験生にとって大きな安心材料となります。

単願・併願の選択について

国際学院高校の受験には、単願と併願の2つの形式があります。

単願受験は国際学院高校を第一志望とするもので、合格すると必ず入学することが条件です。合格基準が低く設定されているため、受かりやすいというメリットがあります。早期に合格が決まることで、安心して残りの学期を過ごすことができる点も魅力です。

一方で、併願受験は他の学校と併せて受験する方法で、複数の進学先を確保できる点が特徴です。ただし、併願では単願よりも合格基準が厳しくなることが多く、より高い成績が求められます。また、併願先の学校との兼ね合いで、試験日程や準備が重なることがあるため、スケジュール管理が重要です。

国際学院高校入学後に向けて：確約に安心しすぎない

国際学院高校の確約を早い段階で得る生徒は多く、9月のテストで確約をもらえることもあります。

ただ、そのタイミングで安心してしまい、勉強をストップしてしまうケースが見られます。特に、公立高校を目指して勉強を続ける生徒と比べると、半年ほどの学習の差が生まれやすく、高校入学後に授業についていくのが大変という話もよく聞きます。

確約を得た後も、入学後にスムーズにスタートを切るために、少しずつでも勉強を続けておくことが大切です。

まとめ

本記事では国際学院高校の入試情報についてご紹介しました。

国際学院高校では、生徒が安心して自分の未来に向かって歩み出せるよう、丁寧なサポートと多彩な学びの機会を大切にしています。確約制度を活用すれば、受験の不安を和らげながら、自分にぴったりの進路を見つけやすくなるでしょう。

春野アカデミーでも、国際学院高校を目指す皆さんをしっかりとサポートしていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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