2027年度埼玉県公立高校の入試情報【マークシート方式&面接について解説】
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令和9年度(2027年度)から、埼玉県公立高校入試の仕組みが新しくなります。
今回の変更では、解答方法がマークシート中心へ移行するだけでなく、全ての受験生を対象に面接が実施されるなど 、試験の形式が大きく変わります。
調査書の内容も変更されるため、早めの準備が欠かせません。
本記事では、埼玉県公立高校入試制度の変更点や対策について解説します。
調査書は内申点の重要性が上がる
新しい入試制度では、部活動や資格などの加点項目が無くなる分、毎日の学習評価である内申点の比重が高まります。
中学1年生からの積み重ねが、高校受験の合否を左右することになるでしょう。
9教科の評定と総合学習の記録のみ
2027年度入試から、調査書に記載される内容が大きく変わります。
■調査書の記載内容
| 項目 | 内容 |
| 9教科の評定 | 国語・数学・社会・理科・英語・音楽・美術・保健体育・技術家庭の5段階評定 |
| 総合的な学習の時間の記録 | 探究的な学習への取り組みや成果 |
従来は9教科の評定に加えて、特別活動の記録(学級活動・生徒会活動・学校行事など)、部活動や校外活動、英語検定などの資格も記載され、点数化されていました。
しかし、新制度では調査書の記載が9教科の評定(5段階)と総合的な学習の時間の記録だけになります。
部活動・委員会活動は点数化なし
2027年度入試からは、部活動や委員会活動、生徒会活動、学校行事への参加、校外活動、英語検定や漢字検定などの資格取得といった項目は、調査書に記載されなくなります。
■調査書の記載内容の変更
| 項目 | 現行(2026年度入試まで) | 変更後(2027年度入試から) |
| 特別活動等の記録 | 記載あり・点数化 | 記載なし |
| 部活動・校外活動 | 記載あり・点数化 | 記載なし |
| 資格取得 | 記載あり・点数化 | 記載なし |
従来は「特別活動等の記録」や「その他の項目」に記載され、選抜の際に点数化されていましたが、新制度では記載欄自体がなくなります。
ただし、部活動や委員会活動での経験は、面接で提出する自己評価資料に記入できます。
各学年の評定が大切になる
新制度では、中学1年生から3年生までの評定が全て調査書に反映されます。
各学年の評定の比率は学校ごとに「1:1:1」「1:1:2」「1:1:3」のいずれかが設定されるため、どの学年も気を抜けません。
■評定比率の例
1:1:1の場合:1年生・2年生・3年生の評定が同じ割合で評価される
1:1:2の場合:3年生の評定が2倍の重みで評価される
1:1:3の場合:3年生の評定が3倍の重みで評価される
比率が「1:1:1」の学校では、1年生の評定も3年生と同じだけ合否に影響します。
そのため、中学に入学したときから、授業への取り組み、提出物の期限厳守、定期テストでの安定した成績を意識することが大切です。
定期試験の前には1〜2週間前から復習計画を立て、間違えた問題を必ず解き直す習慣をつけると効果的です。
実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)も評定に含まれるため、5教科だけでなく9教科全体でバランス良く取り組みましょう。
試験はマークシート方式が中心へ

2027年度入試より、学力検査の解答はマークシート方式が中心になります。
試験時間は1教科50分のままですが、配点の約9割がマークシート形式となり、残りの約1割は記述式で構成される予定です 。
マークシート9割・記述1割の配分
令和9年度(2027年度)の入試から、埼玉県公立高校入試は全5教科でマークシート方式と記述式を組み合わせた形式に変わります 。
主な変更点と配点は以下の通りです。
• 解答方式:マークシート方式と記述式の併用
• 配点割合:マークシート約9割、記述式約1割
• 試験時間:各教科50分(変更なし)
解答方法は変わりますが、出題の基本方針や難易度は変更ありません 。
国語は作文無し、漢字は選択式
国語の試験では、これまで定番だった「作文」が出題されなくなります。
また、漢字の問題も実際に文字を書くのではなく、選択肢から選ぶ形式へ変更されます。
• 変更前:作文あり、漢字の書き取りあり
• 変更後:作文なし、漢字も選択式
作文は無くなりますが、文章を書き直した意図を問う問題などを通じて、表現力や論理的な構成力を測る方針です。
中学校での「書くこと」の学習をおろそかにせず、自分の考えを整理する力を養いましょう 。
英語はリスニング継続、選択式に対応
英語の試験でもマークシート方式が導入されますが、リスニングテストは継続して行われます。
筆記試験では、マークシートに特化した解答形式が登場します。
■出題例:並べ替え問題
英文を正しい語順に並べ替えたとき、指定された「2番目」や「4番目」に来る語句の記号を選んでマークします 。
形式は変わりますが、単語や文法の知識だけでなく、文脈を正しく理解する力が求められる点は変わりません。
数学・理科・社会も選択式中心に
数学、理科、社会についても、知識を問うだけでなく、思考力や判断力を重視した出題となります。
• 数学:計算結果などの数値を直接マークする
• 理科・社会:複数の資料やグラフを読み解き、正しい考察を選ぶ
単なる暗記では対応できない問題も含まれます。複数の情報を組み合わせて考える力がカギとなるため、日頃から資料を読み取るトレーニングをしておきましょう 。
学校選択問題もマークシート対応
難易度の高い「学校選択問題(数学・英語)」を実施する高校でも、新制度が適用されます。
• 対象教科:数学、英語
• 解答方式:マークシート約9割、記述式約1割
応用的な内容を含む試験ですが、解答の仕組みは通常の学力検査と同じです。
実施校は令和8年5月に発表される予定ですので、志望校がどちらの問題を採用するか、情報をこまめにチェックしておきましょう 。
面接で行うMy Voice(マイボイス)とは
令和9年度(2027年度)からの埼玉県公立高校入試の新制度では、面接のスタートが大きく変わります。
面接室に入室してすぐに始まるのが、新設された「My Voice(マイボイス)」です。
面接委員から質問される前に、受験生自身が自由に思いを伝える形となります。
■My Voiceの主な特徴
• 時間:1分30秒~2分程度
• 内容:中学校で力を注いだことや、将来の目標など
• ルール:話す内容に正解はありません。志望理由を含めても含めなくても自由です
話の上手さや、コンクール入賞などの華々しい実績が評価の全てではありません。
「何故それに取り組んだのか」「そこで何を感じ、どう成長したか」といった、あなた自身の経験や思いを自分の言葉で表現することが重視されます。
My Voiceの発表が終わると、その内容を深掘りする質疑応答(3分30秒~6分程度)へ続きます。
まずは自分自身の学校生活を振り返ることから、面接対策を始めてみましょう。
マークシート方式への対策
新制度の入試対策では、マークシート方式に慣れるだけでなく、記述式問題への準備も欠かせません。
どちらの形式でも落ち着いて解答できるよう、それぞれの解き方のコツを確認しておきましょう。
正確さとスピードを両立させる
マークシート方式では、解答箇所を塗りつぶす作業が必要となるため、記入ミスを防ぐことが大切です。
桁の間違いや選択肢の確認を習慣化し、正確にマークする練習を重ねましょう。
過去問演習を通じて、問題を解く時間とマークシートを塗る時間の配分を掴み、限られた時間内で正確に処理するスピードを養うことが合格へのカギです。
選択肢の判別力を鍛える
国語の漢字問題では、書き取りが無くなり選択式となりますが、同音異義語などの紛らわしい選択肢から正しいものを見抜く力が求められます。
社会や理科では、複数の資料やグラフを統合して読み解き、条件を整理して誤った選択肢を消去していく練習が効果的です。
単語や用語を暗記するだけでなく、図表の意味を深く理解し、論理的に正解を導き出す必要があります。
記述問題1割への対応も忘れずに
マークシート方式が中心となりますが、全体の配点の約1割は記述式の問題です。
数学や英語の学校選択問題などでも、思考力や表現力を問う記述問題は継続されます。
マークシート対策に偏りすぎず、計算の過程や自分の考えの根拠を簡潔にまとめる記述力の向上も欠かせません。
結論と理由を論理的に構成して書く練習を行い、記述部分でも確実に得点を積み重ねられるよう準備を進めましょう。
まとめ
令和9年度から始まる新制度は、マークシート方式の導入や全員への面接など、変化が盛りだくさんです。
調査書の内容もシンプルになる分、中1からの内申点がこれまで以上に合否を左右します。
入試の約半分は中1・中2の範囲から出題されるため、早めの準備が合格への近道です。
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日々の積み重ねを大切に、自信を持って新しい入試に挑戦しましょう。

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